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バンドメンバー

今回はどのようにしてバンドメンバーを構成しているかです

我々の場合は(1)フロントマンは長髪であること(2)生活が自立できていること(3)思考がプロフェッショナルであることの3つです

もちろん老若男女+地球上のどこに住んでいても当バンドはOKです

あとは、個人が各自に目立つ必要は一切無くバンド(名)が健全に育つことを重視しています

バンドは生き物

引退したり、やり続けることが出来なくなったりして、常に変化をしていくものであり、つまりはそういうものだと思っています

例えばですがデスメタルバンドのカニバルコープスやサフォケイションやディーサイド

バンドメンバーの個人名までは覚えてなくともバンド(名)は常に進化し(コアメンバーはいるかもしれないけど)あくまでバンド(名)がとその楽曲群が主人公となります

レコーディングメンバーとツアーメンバーが違うなんてことは世界的には普通ですが国内バンドだとそのメンバーじゃなきゃダメみたいな風潮もありますよね

地球上のバンドはそうではないです。ヨーロッパツアー時のメンバー、アメリカツアー時のメンバーなど現地メンバーがいることもありますし、臨機応変に動きていますよね。これはまさにバンド(名)を基軸とした動き方でありメンバーみんなで動いています

日本もそうなっていく時代がいずれ来るかもしれませんね

無心の力(意識と無意識/身体の反応)

先ずはこちらの動画を(我々のライブ時の模様です)

https://www.instagram.com/p/CzVSQmBpESx/

速い演奏を「歌いながら弾く」事について

結論はまさに件名

歌いながら意識の中で楽器の指板を追うのはスピードが速過ぎて演奏が間に合わないです

まるで150kmの豪速球を打ち返すかのような感覚。とは言え打ち返したことはありませんのであくまで比喩ですがこうなってくると「何をどうするか」という次元を超えて無意識と反射神経で演奏しています

つまりは「身体の反応のみ」

私の場合はですが意識と無意識が交差するような感覚で自意識を強く持つとモタる(遅れる/スピードに付いていけなくなる)、かといって無意識過ぎると何をやっているか分からなくなる

歌いながらになりますのでその部分を言語化するのであれば上記の様な感覚のバランスを上手く取って行くイメージです。理論的にどうすればいいのかは分かりません。青年期からそうしてきました

我々の楽曲、現時点では6弦スウィープにしてもある程度の規則性を持ったリフを弾きながら歌う範囲でやっていますが、これが例えば激しく横移動しながらのスウィープだったり、弦飛びプレイ等を絡めながらシュレッドしていく様な速弾きの曲が思いついてそれが出来てしまったら歌いながら弾けるのかと想像すると…とは言えそれが自分たちの曲であればそれでも演ることになります

当バンドコンポーザーは意図して作る様な作曲が出来ないです

つまりノートにメモ書いていく様な作曲の仕方ではなく、脳内イメージで構成していくのでギターで音を当てようとした時に物理的に無理な指板使いが発生してしまい手指が届く範囲に戻して修正をすることもあります。ですので基本的には「出来上がった曲が出来た曲」になります

曲が出来た後に苦労する(歌いながらギターを弾くのが難しい)ケースはいつもの事ではありますがどうなって行くのかは我々も未知の世界

速弾きギター兼ボーカルのバンド自体が希少なのでヒントやアドバイスを得たくてもなかな難しいところ

良い方法があるのかどうかは分からないですがやはり日頃の練習ですね

【ライブ動画について】

音質もよく、音量バランスも取れた素晴らしいコンサートライブ動画がYoutube等で世にあふれています。いつも羨ましいと思っています。キッチリ加工されてから世に出せていることを。つまりライブ時にパラ(各楽器)で録音し、ミスを修正し、ミックス・マスタリングして奇麗になった状態でアップされています。

しかしながら我々の場合は本番直前に足元に「三脚+iphone」で録画をしてそれをあげるだけ。これをどうとるか。

聴く人にとっては奇麗な音量バランスと音質(加工)でキッチリ修正されてからの方が良いのかなとも。なので上げるかどうかを迷った事も多々あります。

ちなみにそれをやる費用について調べたことがあるのですが我々には難しい面がありました(=高額)。有名なバンドであればプロモーション費用としてエディット代諸々を計上し、しっかりお化粧されたライブ動画を出していますよね、ここがつらいところです。

なお我々が挙げているライブ動画。添付した動画はギターボーカルの斜め前(ステージ内)に三脚を置いてのIphone録画なので、どうしても内音(=ステージ内/ドラムは生音に近い)の録画になります。更にはギターアンプが近いところにあるのでギターも生音(直音)に近く、全体の音量バランスも偏りがちです。

なのでバンドによりますがこういった録画/録音形態ではライブ動画を上げないというバンドも多いかもしれませんが我々は記録として残していきたいと思っています

デスメタルバンドが成立するということは奇跡の連続

我々サブコンシャステラーは恵まれています。というのが、そもそもデスメタルが好きで、長髪で、楽器も出来て、作詞作曲もやって、ライブもやる、こんなことっは奇跡の連続で成り立っています。他のバンドもしかり。これはバンド名が主語であることが重要。例えばDEICIDEやSuffocationやメガデス等のメタルバンド。メンバーチェンジがあろうがそのバンド名が主語で活動しています。もちろんキーマンはいるでしょう。ですが仮に誰かが代打で演奏しようが別人がレコーディングしようがあくまで主語&主人公はバンド名です。つまりバンド=グループであり名義が全て。小生、バンドのコンポーザー(作詞/作曲)ではありますが、たとえ自身が将来不在でもサブコンシャステラーを継続して下さる方が居るならば継続を希望しています。それくらいバンド名が主人公です。実際、海外ツアーバンドでメンバーを現地調達することも普通(デスメタル界は殆どが別の仕事をしているのでメンバーによっては都合が付かないケースも多々)ですし、なぜならやはりそれはそのバンド(名)が主人公だからです。好きなバンドに関しては誰がメンバーだろうがそのバンド名で追いかけます。そのくらいバンド名は重い存在です。我々は将来、海外を回る希望があります。つまりサラリーマンだと難しいです。幸いにして当バンドメンバーは全員が個人で独立生活(非サラリーマン)していますので365日を好きにサーキットできますが、これは奇跡でしか成立しないようなバンドメンバーです。この世界の世の中のほとんどのバンドメンバーは普通に働いている方が多いと思います。なのですごく良い音楽を作っていても視界を拡げることが出来ないでいるバンドも多くそのままフェードアウトという悲しい現実も。日本の音楽は相当レベルが高いと思います。ですがそういった突き抜けられる環境がなかったりが往々にして。他にもあるのがやはり肌色。これってあまり書きたくなかったことでもあるのですが黄色人種のデスメタルバンドは基本厳しいです。ヨーロッパやアメリカ等の海外に在住した事がある人はその肌色に対する差別を感じたことがあるのではないでしょうか。デスメタルは白人音楽です。それを突き破るのは相当難しいですが日本人はアジア人種の中でも過去の経済発展や半導体、アニメや日本食などで多少有利には受け取られていますが、ことメタル系に関してはまだまだ発展途上。いわゆる本場のデスメタル国の100倍良質な楽曲やスキルをもってしてもなかなか受け入れては貰いにくいところではあります。ただ、そこに切り込んで行きたいならば365日が自由に活動でいる環境を国内で作っておく必要があります。そんな奇跡の連続なお話でした。

【やればやるほど。でも、好きならやればよい。】

先日、SNSで拝見したのですが「マイナージャンルはやればやるほど時給マイナス」。確かに特にデスメタル界ともなると世界的に有名なバンドですらツアー以外はバイトをしていたり別口で職を持っていたりが大部分です。更にはツアー・ブッキング・エージェントの条件(ギャラ高騰傾向)もどんどん厳しくなってきています(それはつまりチケット代とも相関関係)。バンド側としては普段の仕事を休んでツアーすることになりその期間の生活保障を求めて行かざるを得ないという。ある意味で世界的に有名なデスメタルバンドですら活動継続自体が難しい業界です。今回の我々の新作『Chaotic Diffusion』アルバムについては、世界的に有名なエンジニアのZack Ohren氏(Suffocation、Deeds Of Flesh、Machine Head等々のエンジニア)にミックスマスタリングを依頼、アートワークには世界的に有名なデスメタルバンドや世界最大カードゲームのマジックギャザリングのデザインをしているPedro Sena氏に依頼しています。「えええ?マイナーな我々がそこまで予算を出してどうするの?」といった声も聞こえそうですよね。もちろん利益が出るわけでは無く、デスメタルが好きすぎてやり尽くしています。結局のところ「音楽は好き放題にやり尽くす」です。もしも「音楽で飯を食いたい」ならば、時代に合わせたボーカロイド曲がおススメだと思います。でもそうではないのです。エクストリームミュージックが好きで好きでしょうがない。その結果、バンドを組み、創作をし、ライブをしています、それだけです。とはいえ若い世代でデスメタルが好きで好きでしょうがない、なのでバンドやってるというプレイヤーも希少ですが存在します。そういう人たちへは全力で応援して行きたいのと同時に老婆心ながら別口で経済活動を持っておくことをお勧めします。もともと、経済的成功を収めるのは確率の低いジャンルです、そこに夢を持って活動することは、うらやましいことでもありますが経済活動ができないと精神的に病んでしまうケースが多々あり長年に渡りそれを見てきました。そこでせっかくのセンスを潰してしまいます。何かあるはずですから上手くそれを見つけて末永くやれることを目指して欲しいです。これがマイナージャンルの生きる道だと思います。

【音楽性と人間性】

有名スポーツ選手で異性をはべらせて暴飲暴食など派手に遊ぶ人もいます。芸人も同様。もちろん、才能が物凄くて人間性も素晴らしいに越したことはないでしょう。ですがこのバランスは『先天性』と『後天性』と『ずっと変わらないまま』のどれかとなるはずです。センスある人は往々にしてそのあまりにも繊細な神経を持つことから破滅的な行動をとることも。しかしながらそれを危惧したり周りからの警告などで「いわゆる普通の人」になろうとすると個性消失の憂き目にあうことも。全てを巧くバランスをとってやれる人は経営者向けでしょうね。音楽プレイヤーの場合、やはり繊細な音楽をやってる人たちは突拍子もない言動や激しい思考を持った人も多いかもしれませんが現代ではDTMやSNS等を駆使して冷静な音楽アピールをできるようになったので冷静沈着に動く人も増えていると思います。邦楽ファンに多いのかもしれませんが例えばミスチルが純恋歌詞を歌いつつ、不倫してたのが暴露されファンを辞めたみたいなニュースを見て思ったことが。音楽性と人間性をセットに考えているファンって本物の音楽ファンでは無いと考えています。自身はメガデスが大好きですがリーダーのデイブムステインは薬物中毒でしたよね。でもだからといってファンを辞めるという事にはならないです。あくまで音楽性が好きなのであって、人間性は求めてなくプライベートな情報まで追いかけようとは思わないです。そこまで行くとストーカーみたいな雰囲気も。あくまで音楽を楽しみたいです。逆に創作能力に脱帽できる様な人はどこかネジが大きく1つ外れていることも多いのではと考えています。プレイヤー目線での思考かもしれませんが。例えば某有名スポーツ選手。世界大会で何度も優勝している素晴らしいセンスの持ち主ですがあまりにも神経質で試合中に暴言を吐いたり道具を壊したりもしています。これを見て「普通の人では無い」からこうなるんだろう、でもそれを治すと多分プレイヤーとしては才能をダメしてしまうだろうと思っていましたが実際、その後に経営者となったのですがプレイヤーとしては跡形も無く普通のプレイヤーになっていました。天は二物も三物も与えてくれればよいのですがなかなかそうは行かないようですね。そうなってくると、音楽バンドでの話をするならばメンバー内には、第一に「音楽センスの持ち主が居ること」、第二に「バンドを動かすセンスの持ち主が居ること」、そして第三に「メカやソフトや機器に強い持ち主がいること」。この3つがバンド内に備わっていると機動力、つまりバランスの取れた活動がしやすいのではと考えています。バンドはその歴史/過程ではいろいろな背景でメンバーチェンジが行われます。例えば「音楽方向性の違い」はよく聞きますが経済背景も非常に多いです。学校の卒業だったり、就職だったり、家族が出来たり。他にも遠征公演は難しいとか、平日は仕事で休めないからツアーは出来ないとか様々。さらには我々の様に長髪のメンバーで揃えるなんていうとかなり厳しいです。諸々の全ての関門突破しながら活動をしていますのでバンドの存在自体が奇跡の連続の積み重ねになります。ですので聖人君子を求めてバンドをしている訳でもないです。なんならそんなことよりも創作にもっと力を入れていきたいですしまだまだライブパフォーマンスをしていきたい。ライブパフォーマンスというワードが出てきたので余談としてですが国内でライブを1回やる=10万円単位の資金準備が必要になります、特に我々の場合はメンバーが全国に散らばっていて国内であれば新幹線や飛行機での移動が多くなります。もちろん遠方となると宿泊費用も。そういう意味では都内や大阪在住ですぐにライブ活動できる環境のあるバンドはうらやましいですね。若い世代のバンドでメタル音楽で生活したいという意気込みの素晴らしいバンドもいると思います。長年エクストリームミュージック界を見てきて。参考になるか分かりませんが、自活自立ができる別環境を持った(作った)上で思う存分にやるとよいかなと思いますよ。昔にバンドやってた人で30年後もやってる人って、ほぼ居ないか超希少種です。

【普段の練習】

「バンドプレイヤーが普段、どんな練習をしているのか」これはまさに各人各様ですね。当バンドは全メンバーが独立(個人事業)しているので外出時以外は基本的に46時中、すぐ手が届く位置に自分の楽器がある生活をしています。普段の練習ですが当バンドギタリストを例にお話ししてみます。(1)ライブセットリストを通しで弾く(2)好きなバンドの曲をコピーする(3)弾いているところを動画で録る(4)DTMに繋いで練習を録音する(5)思いついた音階はすぐに録音しておく(6)気になった教則系(ほぼ手の使い方を学ぶ速弾き系)をなぞる。これだけでもあっという間に数時間の練習になります。この中で(3)と(4)は面倒でもおススメです。まず(3)ですが「動画を録る」ことで改善点や弾き損じタイミングやフォーム等の全体的な確認ができます。そして(4)はズレを含めミスをしやすいところ等をPC上で機械的に、ある意味で冷酷に見定め(粗を見つける)ができます。一通り弾いた後にこれらの分析作業をしていくだけでも更に1時間はかかります。そしてその際に気づいた改善点をメモし次に繋げていくプロセスです。「創作は先天性(センス)」ですが「プレイは練習で得ていく」ものが多いです。このバランスが各バンドの個性だとおもいます。例えば思いついたアイデアがあっても、それが弾けなければ実現できないので、やはり創作の幅を拡げるためにも一定以上のプレイスキルは必要になってきます。実際、曲を作る際はすぐに弾けない様なギターリフが多いです。いわゆる手癖ではない動きで創りたい、それは自身の今後のスキルアップにもつながっています。ギターを巧くなるために自身の曲を手癖では無い方向で創って行く感じです。(2)についてはリフレッシュも兼ねています。他人が創るギターリフがどのような運指で作られているのかを分析できます。個性を垣間見れたり癖があったり新しいことにチャレンジしてるんだなとか色々見えてきます。(5)については日頃からの創作ストックです。ただ、実際はほとんど使われずに消えていくリフが多いのですがこれも習慣の1つです。こういった感じで普段練習しています。余談としては「機材をさらに良くしたい(改良したい)観点」からYoutubeや楽器屋HPなどの機材紹介もよく見ています。

【創作なのかライブ活動なのか】

表題、バンドマンにとってはどちらも(創作もライブも)MAX値で活動可能なら理想ですがややもするとアンバランスにもなりがち。それを前提にお話ししますが、やはり「創作品ありき」です。もちろんバンドの方向性にもよりますが活動の幅を拡げたいならば地元ローカルで100回ライブするよりも国内なら東名阪や、海外でのライブ1回の方が確実に拡がります。でもやはりバンドとしては支えてくださる地方の方々へもタッチできるツアーはやりたいのがやまやまなところです。もっと原点に戻ると「曲が無いのにライブだけはする」のもやはり幅を狭めると感じています。結局はバランス感覚に行きつくのですが我々の方向性としては作品ありきです。「作品を発表するのがライブである」という結論です。あくまで我々のペースですが1年掛けて創作&ミックスマスタリング&リリース準備、次の年に作品の発表会(ライブ)を行うという具合にサイクルをもってやれて行ければと考えています。とは言えこのサイクルですら実際にやってみるとかなりの準備量となります。ですので矢継ぎ早に作品を発表しつつ精力的にライブ活動もされているバンドにはいつも頭が下がります。とはいえマイペースを崩すと全体が崩れますので我々は我々のペースを保っていきたいと考えています。サブコンシャステラーのぺース配分としては、2020年に「Reprogramming」アルバムをリリースしての2023年に「Chaotic Diffusion」のリリースですから1.5年で創作&リリース準備期間、1.5年をリリースライブ期間という感覚になりますね。亀足ですが長くやっていければと思います。

【日本と海外の違い/バンドメンバー/考え方(その2)】

続きです。いわゆるバンマス。バンマスは一人三役五役あたりまえの資質が必要。そういう人がリーダー(バンマス)になることで諸々が解決しやすくなります。あらゆる機器を使いこなすべく学びを続け、レコーディングからブッキングからライブセットリストからプロモーションから衣装に至るまで全方向でうまくまとめて行く必要があります。これが出来るか出来ないかがとても重要。もちろんメンバーの普段の経済生活(生活基盤)がしっかり出来ているかも相互確認が必要です。デスメタルで飯が食える訳ではないですし、特に我々の場合はフロントマンは長髪必須です。一般企業勤務のサラリーマンはまずできません。そういった諸々条件を踏まえつつ、さらには次のアルバム創作だったり活動方針だったりを常日頃考えています。こんなに大変なことをよくやるなと思う人もいるかもしれませんが「好き」が勝っています。バンド毎にカラーがあるので短髪短パンのビジュアルでも全く問題ないと思いますが、我々は自身の音楽性とビジュアルをイメージマッチさせるために黒服に長髪というスタイルにしています。海外に目を向けると海外のデスメタルバンドがどのようにして「自由に活動をしつつ、しかも長髪で生活しているのか」を調べてみると大体のメンバーが起業家だったり、超一流企業役員で行動に自由があったり、他にも大学教授で髪の毛が伸ばせ、学校の春休みや夏休みはツアーに出ていたりと環境整備を上手くやれている人が多いです。つまりデスメタルの様な市場で活動する場合は音楽センスや楽器スキルだけでなく「環境を整備できている人」がプロフェッショナルプレイヤーとして精力的に活動しています。近年、国内でもだんだん気づいてきている人も増えていますがエクストリームミュージックをやりたいなら「存分にやれる環境を作れているかどうか」です。これは創作センスと同じくらいにメンバー全員に必要なセンスだと思います。それができるバンドは強いですね。

【日本と海外の違い/バンドメンバー/考え方(その1)】

結論から述べますと「日本では近隣に住んでいる人とバンドを組む傾向」、「海外ではメンバーが国を跨いでいようが普段どこに住んで言いようが関係ない」です。我々サブコンシャステラーは全員住んでいるところがバラバラです。合流時は新幹線レベルの遠距離です。(一番離れているメンバーだと800km離れています)ですが活動には全く問題はありません。「毎週みんなでスタジオに入って合わせないと~」はうらやましい反面、もともとプレイ技術は個人のスキルです。つまりスタジオで合わせるというのは息を合わせるだったり一体感だったりの最終確認作業。スタジオでスキルを上げて行く訳では無いのです。国内ではここを誤解しているケースもありそうです。海外の有名デスメタルバンドは普段住んでいる国すら違うというケースも普通にあります。そもそもの個人スキルを整えておけば、極端な話、1年振りに集合してライブ当日のリハーサル時に曲を合わせるでも各人が普段からしっかりトレーニングをしてプロフェッショナルな演奏レベルを持っていれば問題ありません。我々もそれに近いタイプですがそれでも日本人性格からか、やはりライブ前には合流してスタジオ練習しています(それではまだ甘いのかもしれません。プロ意識ですね)この点についてもう少し深堀してみます。そもそも音楽性やビジュアルやバンド方向性(ローカル活動なのかグローバル活動なのか等)が噛み合うメンバーを近隣で探すこと自体にハードルがありますよね。そこ(近隣住民で探す)に拘ることでメンバーが見つからず永遠に活動ができないなんてもったい無いです。それならばもっと思想が近い人を距離拡大して探せば行動が実現しやすいと思います。一時期、我々は海外を含めてメンバーを探していたこともありました。つまりメンバーは地球上で探すものだと思っています。バンドをやりたいけどメンバーが見つからないという人はそういう風に視野を広げてみると良いかもしれませんね。(続く)

【楽曲創作(手法)について(その2)】

楽曲創作はデジタル/フィジカル等で残っていくものなので悔いのないように毎作品、めいいっぱいのパワーを使って創ります。完全に自分の世界に入ってしまっている時はお昼からレコーディングを開始、次の日の夕方まで一睡もせずにレコーディングを続けていたこともあるほどでしたので、それこそ完パケ時は魂が抜けるほどです。そこまでやらなければと思ってしまうのは少し変かもしれませんがバンドはバンド(名)が主人公であって各個人が目立つ必要はないと思っています。何十年と存在するバンド名を汚さないようにという「想い」なのかもしれません。例えばカニバルコープス。メンバーが誰であってもカニバルコープスです。ボーカルがクリスバーンズが居たころの昔のカンニバルコープスと現在のジョージフィッシャーがボーカルを取るカニバルコープス。やはりカニバルコープスです。バンドは組織。我々の理想はメンバーやコンポーザーの死後もSubconscious Terrorの活動が続くことが本望です。現役の内に残せるものは残しておこうと楽曲創作の手法も残すことで何かのヒントとしてです。楽曲創作についてもっと深堀りすると「具体的な最終歌詞にはなっいない脳内のイメージ歌詞」と「ギターリフ」の2点から楽曲を構成していきます。その際にリズム、いわゆるドラムバッキングの様なものを創るのです、これもほんとに最初は大雑過ぎてお聞かせできないような代物。まずメンバー全員にそのラフデモを送り各自が清書をしていくような感じです。そして徐々に曲に肉が付いていきます。その際は大まかなTAB譜(ソフトはギタープロを使っています)を作り、曲を弾いている動画をIphone(携帯電話)で録ってメンバーに送り、その雰囲気を感じながら確認する流れです(ブルータルな鬼気迫る雰囲気のパートだったりテクニカルなパートだったり)。あとは各パートにお任せ。あくまでルート的なラフデモです。このラフデモを元に「自由に弾く」、「自由に叩く」が我々の創作手法。各々担当パートが好きに奏でることが曲に対する自信にも繋がります。そしていよいよ「ラフデモ」が「構成の完了したデモ」になるのですが、今度はそれを元に正式レコーディング。レコーディングの録り方についてはドラムはMIDIレコーディングし、弦楽器はDry音(生音)レコーディング、ボーカルもDry音(生声)レコーディングです。そしてミックスの際、ギターであればディストーションエフェクターを掛けたり、ボーカルであれば少しエコー(スラップバックエコー)を掛けたりしています。この生音レコーディングは粗がすぐ目立つのでホントキツイのですが、これもスキルアップトレーニングとなっていますね。DTM上(PC上でのレコーディング音源ファイル)では下記の添付の様な感じです(曲名/Cyberneticsのレコーディングファイル画面)。添付写真を見るとボーカルのところはBパターンとかCパターンとかDパターンとか色々ありますが何度も何度も録り直しその中での生き残り候補を残しています。あと気を付けなければならないのが、どこまでを求めるかです、つまり肉付け等をやろうと思えば完パケ前はいくらでも変更が出来るわけですがそれだと終わりがありません。これ以上は曲をいじらないと決めたら(納得して)そこで完成です。ハマる人はここで沼に陥りやすいと思います(いや、ここはもっとこうしようとか、これに変えようとか)ちなみに我々ライブ時はシングルギター。ですが音源はステレオサウンドですので全曲のギターを2本レコーディングします(つまりギターを2回レコーディングする必要があります)これも究極にハマりやすい(終わりが無くなる)のでこちらも気を付けるところですね。ギターソロ掛け合いの曲もありますがレコーディング時は一人で掛け合っています(笑)我々はこのように創作しています。

【楽曲創作(手法)について(その1)】

楽曲創作の方法について。他のミュージシャンがどのように作曲をしているのか分かりませんが色々なやり方があるのだと思います。我々のケースでお話してみます。90年代の頃はラジカセにギターリフを録音しながら構成を組んでいました。現在はDTMで構成を組んでいきます。ではどのようにして曲を創っていくのか。あくまで当方のやりかたではありますが、ギターを持った状態で脳内で音階イメージしながらその浮かんだアイデア音をギターで「当てて」いきます。とは言えイメージで創るので弾けない箇所が出てくる事も多いです、つまり無理な弦飛びや無理なフレット移動があり、そもそもそこに手/指先が届かない等。そこから形にしていきます。30分くらいで一気に書きあがる曲もあれば2週間以上突き詰めていく曲もあります。これがなぜなのか。恐らくですが精神的なもの(感情)だと思います。自分でもはっきりしませんが、一気に書きあがる曲の方がスマートである場合が多く、詰まる曲はさらに難しく考えてしまい煮詰まっていくこともあったり、結果的にお蔵入りしてしまう曲もあります。なのでやはりバランスでしょうね。曲の発想についてよく言われる「影響を受けたバンド」に関し。当バンドは初期メタリカ、初期スレイヤー、初期セパルトゥラ、初期カーカス、初期カンニバルコープスあたりの影響が挙げられます。当時10代/20代(青年期)にリアルタイムで聴いてきた音楽群です。ただ、だからと言って我々のサウンドと上述の彼らのサウンドは似ても似つかないですよね。これがなぜなのか、どの様にしてギターリフ等の音階を思いつくのか。やはりイメージ力。例を挙げてみましょう。新作の「Endurance Battle」という曲を例にとります。この曲は日本語で「耐久戦_狂気の沙汰」という曲名です。以下へ元の日本語の歌詞を貼ります。

歌詞を見ると一目瞭然ですがこの曲を創作当時はコロナ禍だったのですが精神的にも「迫りくる不安」、「思想分断」、「何が正しい情報なのか分からなくなってきていた潜在的な恐怖」、「有限時間(迫る老い)」、そういった背景から強く『時限』をキーワードに感じていたのですがそこから着想し、ギターで「時報」(に聴こえる)リフを創りました。開放弦の刻みと高音のピッキングハーモニクスで構成し、曲中ではその箇所がまるで時報に聴こえるように。さらには曲タイトル「耐久戦」の意味するところですが歌詞だけではなく、実際に演奏がキツイです。耐久戦リフです。どういうことかと言いますと楽器をプレイされる方であればご理解いただけるかもですが、低音弦をひたすら横移動しながら永遠ミュートで刻んでいます。今でこそ慣れましたが手が追い続かない程に弾き続けることが苦しい軍隊訓練のようなギターリフです。ちなみに創った時点ではどの曲も全然弾ききれないです。これはいつもそうです。やはりイメージで音階を創る為、つまり手癖で曲を作らないが故に自分で創作しているとはいえども毎作が一曲を通して弾けるようになるまで相当なトレーニングを要します。むしろこれがスキルトレーニングにも繋がり次作アイデアへのきっかけ(演奏幅が広がる)にもなっています(続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その8)】

前回は「バンド自身、プロモーションできることはしっかりやった方が良い、駆け出しや無名のバンドに対してはそれも見られてますよ」という所までの内容でした。本編(その2)の時にも少し触れました「現代の世の中では数字が結果」として見られてしまいます。たとえどんなに一生懸命に曲を作ろうが、どんなに素晴らしいライブパフォーマンスをしようがレコード会社にとっては「数字の結果」が全てです。なぜならビジネスだからですね。この部分は我々の様な、どちらかというと社会性に欠けている人間からすると「そんなの関係ねー、俺たちは俺達なんだ!」となりそうなところではあります。ただ現在の競争社会ではたとえ”したたか”でも良いので上手く潜り抜けながら。自分たちのやりたいことをやるためにと思えばきっとやれるはずです。審査の厳しいところ(いわゆる大手)だと例えばフォロワー数が1万以下だと曲を聴いてもらえるどころか、全く相手してもらえない(門前払い)ケース。バンマスは「個人会社経営者」であることをしっかり自覚し俯瞰しながら進めていく必要があります。プロモに関して良かったことがあります。新作「カオティックディフュージョン」アルバムでアジア最大のエクストリームメタルレーベルであるBrutal Mind社と契約した事で我々がでやれる範囲以上の出来事が起こっています。先日先行でリリースしたデジタルストリーミング。現況のダウンロード数はヨーロッパが一番です。これはかつてないことでした。まさにワールドワイドリリース契約の恩恵です。セルフでリリースするのとは雲泥の差で、海外メディアからインタビュー依頼を頂いたり、知らないところで記事やレビューを書いてくださったり。これは後から分かることですがとても重要な事です。海外でツアーしたいとかを計画するならばアーティストビザを申請するのにもこういった評価記事を含めて必要/重要になってきます。(昔はあったかもしれない、観光ビザで入国してシレっとライブ演奏してくるはこの時代厳しいはず。ちなみにですが検閲の厳しい国ではパスポートやバンド資料の他に当日ライブ演奏する「歌詞」の事前提出も求められます)諸々含めて我々にとっても貴重な体験をし始めています。ということで、さてここからどうするかですね(未知の世界へ続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その7)】

続きです。その「逆輸入」をトライしたい(どうなるのかを知りたい)と思ったので自ずと海外レーベルを探すことに。今回の新譜が正にそうなりましたがレーベル探しの際、心中では「今作は海外レーベル契約するまでリリースしないという強い決心」で望みました。結果的にあっさり決まったことは嬉しい誤算でしたが「逆輸入トライの結果」がどうなったか、そして「どう感じたか」についても今後つづって行きたいと思います。バンド活動の全ての源は探求心(どうなるかを知りたい)からきています。話が長くなりましたが早速、バンド活動者にとっては気になるであろう「実際のレーベル探し」(どうやって契約まで辿り着いたのか)のお話に移ります。まず(その2)で書いた通り、完パケ状態の音源を海外レーベルに送るのが前提ですが、闇雲にバンバン送るのでは無く先ずはそのレーベルカラーをしっかり見てみると良いと思います。例えば各レーベルのHPには契約リリースバンド群がいるわけです。そのバンドのサウンドを沢山聴いてみてそのレーベルにマッチしているかどうかを考えてみてください。極端な例ですが演歌レーベルにまさかデスメタル音源は送らないですよね。ただデスメタルのレーベルも現在は細分化されておりレーベル毎にサウンドカラーがありますので、その中からさらに自分達の音と合う会社を探すことになります。その他、例えば流通を気にするならアジア、ヨーロッパ、アメリカへの流通経路はどうなっているか等確認。更には契約がリリースだけのお話なのか、プロモーションはしっかりしている会社なのかとか、もし可能であれば会社の経営状況まで確認したいところです。これはつまり就職の採用面接の様に考えると良いと思います。入りたい会社があればその会社の概要等細かく調べるのと同様。当方は事前に30社くらいのレーベルを調べました。その中でも第一候補として一番最初に音源を送ったのがBrutal Mind社。幸運にもそのまま第一志望の採用面接に通ったという具合で新作「Chaotic Diffusion」がBrutal Mind社からのワールドワイドリリースとなりました。ちなみに「送るデモ(完パケ音源)」はプライベートリンクにUPした音源でOKなところもありますが、フィジカルしか受け付けないレーベルも多いです。フィジカルしか受け付けない所へはサンプルCDを作り資料と共に海外レーベルへ郵送します。(フィジカルしか受け付けないレーベルにも理由があります。リンク音源でのデモ送付を受付OKするとレーベルのPCがパンクするほどに毎日沢山のデモが送られてくる為です。業務支障防止策)経験上ですがフィジカルに関しては送った後、おおよそ二週間くらいすると縁があったかどうかの回答連絡がメールで来ます。もしもそこでたとえ縁が無くとも重要なのはその際のメール内容をしっかり読み取ること。今後の工夫の仕方を学べますし糧にもなりそこから沢山の事も学べます。もちろん御礼メールも忘れずに。内容に関しては丁寧に返信くださるところもあれば、年度リリース(予算)が立てこんでおり次回また送ってくださいという内容だったり、稀ですが受け取りすらして下さらないところもあったり、他には何もリアクション無くフェードアウトするところもあります。この辺りは各レーベルのやり方もあるでしょうしバンド側は冷静淡々と進めるだけです。我々は幸運にも第一志望に合格しましたが、やはり相思相愛(自分達の音楽とレーベルカラーがマッチする)であることが重要です。その後、実際にBrutal Mind社長と契約詳細を決める時もトントン拍子でした。まるで以前から知り合いだったかのような息の合う、まさに阿吽の呼吸。やはり今や飛ぶ鳥を落とす勢いで規模拡大中のBrutal Mind社ということもあってリアクションも非常に速いスピードでの契約となりました。こちらとしても心情的にレーベルに対する感謝の念も高まりますし出来る限りの恩返しを一生懸命やろうという気持ちも強くなります。プロモーションも我々がやれる範囲のことはしっかりやらなければというプロ意識も更に芽生えますね(続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その6)】

ようやく本題とリンクしてきました。結論から書くならば日本のデスメタルシーンは逆輸入です。ご存知の通り、国内は相当コアなファンとデスメタルをやってる本人達の行動で支えられています。まさにDIYアンダーグラウンドシーン。これは30年以上に渡ってほぼ変わらずですよね。それがある日に突然変異するなんていう事はなかなか難しいです。良し悪しは置いておいて特に国内メタルシーンでは「邦楽ファン」と「洋楽ファン」のような、、もっと言葉を選ばずにいうならそこに区別の様なイメージがあります。もっと乱暴な表現をするならば洋楽は聴くけど邦楽は認めないのような。そこのクロスオーバーしている方達が国内デスメタルシーンのファンもしくはバンドマン本人。そのハードルを取り除きたければつまり逆輸入。海外ファンが日本のバンドに目を向けてくだされば自ずと国内でも視界に入ってきます。将来万が一でも当バンド自身もが盛り上がるようなことがあればそれは嬉しい限りですがそれがシーン。野球もそう、メジャーリーグで活躍すると日本の野球はレベルが高いとなります。もしかしたらですが我々日本人は母数的にメディアを含めて流されやすい、とても実直で言われたことをとにかく信じるという民族なのかもしれません。日本人ギタリストでリスペクトしているYo-Onityanという方がいらっしゃいます。強烈なテクニカルギタリストで日本で一番ギタープレイが巧いのではと。実際に特に海外では大変リスペクトされています。ですが日本ではテレビで見る様なひっぱりだこギタリストかどうかというと。つまりそうなんですよね、シーンが無いところでは「魚のいない海で釣りをする」ようなもの。国内デスメタルバンドは絶滅危惧機種です。考え方次第ではありますがバンドマン自体、それが結果的に「(活動が)続かない」が見え隠れします。承認欲求も含めてですがどこまでやっても現状はそこまでなのです。たとえ「世界で一番のデスメタル名曲を創った」としてもです。我々の様なマイペースバンドは失礼ながら出現がレアキャラなのですがそれは息切れせずに細々でも長くやっていこうというスタンスから来ています。無理すると難しくなりそうで。なのでバチバチにやっている(活動)バンドさんは本当にすごいと思います。そのあたりは我々は俯瞰しつつ試行錯誤しながらやっています。感覚的な話ですが、そうではない思考を持った活動バンドはどこかで崩壊したり長続きしないことも多いような気もします。ましてやビジュアルが長髪のメタルバンドだと普段の経済生活(仕事)はどうするんだとか、若いうちは良いけど歳取ったらどうするんだとか迷いも生じやすく、せっかくの若い芽や先天性の創作センスがその過程で失われる場合も。長くやるなら生活基盤をしっかり整えつつタイミングも見つつだと思っています。それはやはり準備にどれだけ賭けれるかです。逆輸入の話に戻りますがアンダーグラウンドシーンではやはり地球上の70億人を相手に1人でも聴いていただけるようなチャンスを作ることがシーンに対して一番有効であると考えます。そもそもデスメタルという音楽は「売れるとか売れない」とか、そんなことを考える余地もないジャンルですからいかにシーンの一助となれるか、そのための逆輸入だと考えています。(続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その5)】

いよいよ創作品(アルバム)を世に出す為の準備のお話です。色々なやり方がありますよね。デジタル版ならItunesやbandcampやspotifyなどに登録すれば簡単に誰でもリリースできます。YouTubeにUPする事もそうですね。CDだってネットでプレス工場屋さんを探し見積を取ってオーダーすれば刷れますよね。ここで当方が色々考えたのが流通に関してです。セルフリリースしバンドのHPやライブ会場で聴いていただく(気に入ったら購入頂く)パターン。これが前作「Reprogramming」のやり方でした。(※CDショップさんに置いて頂いたりAmazonや楽天市場などのECサイトも利用しましたが)そして今回の新作はやり方を変え、Brutal Mind社と契約してのワールドワイドリリース。どうしてかというと、前作時にどうやって我々を見つけてくださったのか、わざわざ海外からもCDやシャツを売ってくれという対応が多々ありました。無名バンドながら非常にうれしかったのを記憶しています。となると、地球上にはもしかしたら我々の音楽性を気に入って下さる方達が他にもいらっしゃるのではと。もちろん、バンドは知名度が上がるほどに活動もしやすくなるわけですから、新作「Chaotic Diffusion」については世界リリースしてみようと考えました。さらには国産デスメタルバンドであるSubconscious Terrorが海外でどのように評価されるのか、冷静に知ってみたいという探求心です。ちなみにBrutal Mind社は優良レーベルです、経営も健全、そしてUSにも支社を作り、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア最大のエクストリームメタルレーベルです。実際に社長と多くのやり取りをしてみて海外では珍しいくらいに実直な方でした。日本人に近い思想の持ち主で馬が合うといいますかとにかく気持ちよい打合せでの契約&リリースとなりました、感謝です。その後はレーベルに恩返しをしたいという気持ちがさらに強く芽生え、バンド自身でもしっかりプロモーションしなければという気持ちになりました。(さらに続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その4)】

話が主題から脱線してきていますが、完成音源の受け渡しってどうしてるのかを念のために。一般のリスナーの方で興味があるかもしれないのでこういった話をしてみます。結論から言うとDDP(Disc Description Protocol)、つまりデータ劣化のないCD用のマスターデータでの受け取りです。ミックスの後半には曲毎のイントロからフェードアウトまでのタイム(例/A曲3分30秒)も決まりますのでその間にISDR(International Standard Recording Code)を取得しておきます(申請して数日で取得できます)。ISDRとは曲毎の国際標準識別コード。それをエンジニア氏に伝えておくとDDPを受け取る際にアルバムタイトルから1曲ごとの識別までを全てDDP内(電子媒体内)で完結しますので、そうなるとあとはそのDDPデータをそのままCDプレス工場を出せばOKです。これはある程度の規模のレーベル契約を獲りたいバンドさんには是非お勧めです。レコード会社としてもDDPデータを貰うだけでプレスできるわけですから手間がかなり省けます。その後はCDDB(Compact Disc Database)も登録します。これは例えばリスナーさんがCDをPCなどに読み込んだ時に曲名が表示されるようになりますのでバンド側としも必須の対応であり聴いて下さる方も安心&便利ですね。バンドマンにとっては自然で普段やってることかもしれませんが、興味ある一般の方や今後バンド活動をされていく方達への参考となれば幸いです。この知識に関しては前作「Reprogramming」アルバムのリリース時に学びました。自身でレーベル登録(STJ)をしたのですが、その際に何をしたらよいのかを細かく調べま実際にやってみて経験を通じて学んだことになります。もしかしたら別のやり方もあるのかもしれませんが現状は特に不都合はありません。そしてようやくですが、自分で自信をもって創り、まさにやりたいことをやり通した「創作品」を世に出すための準備が始まります。(続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その3)】

前回の内容に出てきた「数字を見られている」の部分ですが、あくまでこの部分はバンド毎の方向性次第です。曲を作り、練習し、集大成として音源を出しライブ活動をする。バンドによってはこれで十分ということもありますし、音源を作れれば本望という考え方もありますし十人十色です。そのバンドがどの様な活動をしたいかです。まさか「デスメタルでご飯を食べていく」なんて人は殆ど皆無でしょう。であれば自分たちの好きな様にやることが一番ではないかなと思っています。我々の例で言えば今回の新作のミックスマスタリング担当がZack Ohren氏。SuffocationやDecrepit Birth、Mashine Head、Immolation等、錚々たる一線級のエクストリームメタル担当の世界的著名エンジニアです。「この人にミックスをやって頂いたらどんな音になるんだろう」を知りたかったので依頼しました。期間中は毎日が本人との直接やりとりですし、音楽に対してどんな考え方をしてどんな進め方をするんだろうと興味津々でしたのと沢山の事(メソッド)を吸収できました。これもやはり上述の通りですが「好きな様にやりたいからやった」なのです。他にも現Cannibal Corpseのギタリストでエンジニアでもあるエリックルータンにもコンタクトをとりました。今回はタイミング合わずでしたがこれも同じく、デスメタル界のトップの人から何か吸収できるものが無いかとの探求心からです。つまりは「やりたいからそれを貫き何かを学ぶ」です。実は「数字はあるに越したことがない」に関して失礼ながら今回実験的に担当エンジニアのZack氏へはあえてRec音源とプロフィールだけを送り「ミックスして頂けませんか」と反応を見てみました。さすがでした。結果、純粋に曲を聴いてそれを気に入り引き受けてくださり受けてくださること。とても幸運でした。でもこれがもしも商業向けメインのエンジニア氏で人によっては「あなたは今、どれだけ人気あるの?フォロワー数は?」なんて場合も。そういった話が出た時点で我々は依頼しませんがZACK氏は気持ちよく日々連絡を取り合いながら対応くださいました、感謝です。(続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その2)】

ただでさえデスメタルの様な少数派で極端な音楽ジャンルですが、とは言え聴いていただけるチャンスを作れているかどうかはバンド側の責任だと思っています。曲を作ったからあとはリンクに貼っておくから誰かに気づいてもらうのを待っているでは殆ど聴いてももらえないでしょうし、そもそも見つけてすらもらえないです。積極性を持って活動したい事が前提ですがこの部分はバンド側に問題があると自覚したほうが良いと思っています。なのでそれも込みでしっかりやり切れているか、特に海外大手レーベルを探す様なバンドは見られていますよ。そこから活動の幅を拡げられる可能性もでてきます。レーベル契約については、完パケを送らないと意味が無いと経験しています。デモ段階やミックス前などはレーベルに送っても無理ゲーです。これは仮にご自身がレーベル担当者であれば分かると思います。毎日の様に素晴らしい音楽サンプルが世界中から送られてきている訳です。採用担当としては中途半端なものをゼロから育てる様なことはしません。既に世界的に知られていてわざわざ予算が立てられる様なバンドでも無い限りです。そうなると希望レーベルに曲を聴いてもらうにしても完パケが必須です。そこからアー写含むすべての資料を併せて添付し想いを伝えます、まずはそこからです。そして音源や資料などを送った後どうなるかというと、あくまで実際の我々の経験上ですが大体のレーベルからは何かしらの返信がきます。結果的に契約に至らなくても。やはり各社レーベルの印象もありますし応対はしてくださるところが多いです。ちなみに厳しいことを言うと少し上記の話に舞い戻りますがレーベルサイドは「自分たちでどこまでやってきているか」を数字で確認するケース。大手ほどそうですね。例えば音源を送ると「君たちは今、何人フォロワーいるの?」とみられます。資料と共に自分たちの主要なSNSリンクを送るわけですがこの時点で例えば「SNSをやってない」とか「フォロワーが全然居ない」等はデメリットとなる可能性が多々あります。今の時代、レーベルがバンドをゼロから育てるという事は無いと言い切っても良いので「これまでに自分たちがどこまでしっかり熱意をもって活動しているのか」を見るのにSNSの数字が活用されるケースは多いです(続く)

【日本のバンドが海外も視野に活動することとは(その1)】

表題ですがYOASOBIやBABAYMETALの様な国内大手からの海外進出ではなく、我々の様なアンダーグラウンドシーン、ましてやデスメタルという極めてマニアな音楽で活動していくというのは殆どイメージが付かないといっても過言ではないでしょう。そもそも我々の様なジャンルのバンドが成立すること自体が奇跡の連続です。長髪で楽器スキルトレーニングを続けながら志も同じで更に気も合うなんて無理ゲームなレベル。そこからスタートする訳ですからそもそもデスメタルの様なバンドが存在することすら希少なのかもしれません。それでもやる人はいるわけです。まさかこれで食っていこうなんて事は無いでしょうし100%に近い方が「好きでやっている」しかないはずです。だから「やりたい放題」やっていかないと続かないのです。幸い我々はメンバーに恵まれ活動していますが例えばメンバーが1人でも一般企業に勤めているとか、長髪にできないなど楽器スキル要素以外にもそういった制約だったりバンドの(音楽を含めた)イメージに対しても様々なハードルがあります。我々は音源を買って下さる方やライブに見に来て下さる方、つまりその為にお金を出して消費下さる方々に対しそれ(曲だけでなく外見的なイメージ)も込みだと思っています。例えばサンダル短パン短髪でファンの皆様と会うような事は曲のイメージも含めて我々にとってはイメージとしてはありません。プロとアマの定義の話もありますが趣味以上で活動している限り、さらには相手からの消費(マーチやチケット購入)が発生する限りガチプロの姿勢が最低限だと考えています。それらを踏まえようやく本題についてですが今回幸運にも海外レーベル、それもブルータルデスメタルの名門レーベルであるBrutal Mind社と契約しました。我々は無名バンドです。そこから辿り着くために全方向で動いてきました(続く)

【参考/現代デスメタルバンドの立ち上げについて】

中高生大学生でガチバンド活動をされたいという方向けの内容になるかと思いますが、「音源制作~レーベル立ち上げ~リリース」までのキックオフ的な部分、それから後半は精力的にかつどうされたい若手バンドさんへの参考助力になればと思い我々1994年結成からの数十年ぶり、2019年にバンド再結成し活動再開した際のここ一年で学び経験してきた内容を元に以下へ投稿してみます

(※1994年に結成した時はまだ学生で、当時はあれあれよとレコード会社所属になったので音源リリースや流通等のプロセスついては何も分からず、すべてレーベルさんが準備して下さった中でのリリース活動でしたので何もわかりませんでした)

<2020年春リリースのアルバム「Reprogramming」の制作段取り>

(1)リリース音源の制作についてはDTMを使用し、ドラムはMIDI録音、ギター&ベースはドライ(生音)録音、ボーカルは防音設備の整備されたスタジオで行いました

(2)録音データをエンジニア氏に依頼しミックスとマスタリング

(3)アートワークは海外のデザイナー氏へイメージを伝え制作

(3)出来上がった音源(Wavファイル)を元にMV制作

ここまでの(1)、(2)、(3)に掛かった時間軸ですが、曲作りに2か月、録音に2週間、ミックスマスタリングに2週間の計3カ月といった具合です。そして、次に自分たちでレーベルを立ち上げる方法ですがレーベル名とレーベルロゴを決めてISRC(日本レコード協会)に入会、各曲毎に申請し著作権番号取得(国際標準コード)、更に流通システム開発センターで事業者コード(JANコード)取得。これで基本OKです。

(5)CDプレス工場さんへ、上述で取得した番号の告知も含めへプレス依頼、他にTシャツやステッカー等あれば制作依頼

(6)配給会社さんへフィジカル(CD)やサブスク配信等に対する流通依頼

(7)オフィシャルHP準備やリリースライブ告知等

上記(5)、(6)、(7)でかかった時間軸は合計約1.5カ月

なお楽曲制作期間を含ず完成音源がある状態からならばレーベル立ち上げ、音源プレス、配信契約までトータルで一カ月くらいあれば可能かもしれません。そして音源をリリースし国内活動後、例えばそののちに大手レコード会社であったり、大きな舞台でライブをしたいと理想ある10代の方々もいらっしゃるかと思いますが、先ずは自分で全部やってみると。そうすることで業界の流れを知れますし学べる事も多々あるかと思われます。モチベーションも更にあがります。もちろん素晴らしい曲を作る、ストイックにスキルを磨くことも重要ですが、そういった業界トータルの流れもあらかじめ知っておく、学んでおくことで人生経験としての自信にも繋がるのではとも思います。その他、海外志向メタルバンドの方への参考ですが、まず、有名海外フェスは大手レーベルに所属していることが前提で出演が振り分けられることが多いです。なので自己レーベルの場合は門残払いか逆に出演料を払う(プロモアクト)といったケースも多いようです。そういう意味ではセルフプロデュースレーベルの場合、海外有名メタルフェスへの出演はなかなか難しくなります。もちろん個人レベルで出演交渉可能なフェスもありますので調べてみるといいと思います。海外ブッキングエージェントについても大小さまざまあり、取り扱いが大手レコード会社所属バンド前提だったり、逆にバンド個人でも交渉可能なフェスなど色々あります。路上でコツコツ10年やり続けることもリスペクトしていますが、音楽も「知ってもらうプロモ」は重要で、その努力も「音楽センス込み」だと思っています。その部分については各バンドの姿勢次第かと思います。もし戦略的に行きたい、でもやり方が分からない、ということであればミュージックコンサルタントさんも存在しますので調べて相談してみるのもよいかもしれません。いずれにせよ海外志向バンドの場合は英語が必要なので、今からでもガッツリやっておいたほうがよいと思います。その他、日本のメタルバンドが「海外大手レーベルからのリリース」となると、コネでもなければ、その会社に100回アタックするくらいPRし続けることかもしれません。その会社に飛行機で飛んで実際に訪問し、直談判し相思相愛になれるまで。広く活動を望むバンドプレイヤーならばは「そこまでの努力を含めての音楽愛」だと思いますし、センス、スキル、楽曲、進め方、成長、すべてに費やせるのか、もしくは趣味としてか。もしも、めでたく海外大手リリースとなれば祝ですが、ご存じ通りデスメタル界の市場規模やレーベル運営上のことを考慮すると、いわゆる印税をいただくまでに辿り着くのは「かなりのハードル」です。「理想が叶ったからいいや」であれば別ですが、場合によっては国内外ツアーをしながら、自転車操業だったり、ひたすら借金を重ねる泥沼なんてことも。そういう意味では「普段の生活とバンド活動ができる環境作りをしておくこと」はとても重要だと思います。そうすることで皆さんが愛してやまない音楽を末永く創作しつづけられるのではと。以上ですが、何かのヒントになれば幸いです。~2021.3.15記~

2020年3月20日店頭リリースニューアルバム「リプログラミング」の制作過程

・2019年9月,オリジナルメンバーとの会話の中で
SUBCONSCIOUS TERROR復活計画
(Vo&G/Hammer,Ba/Nishikawa,Dr/Death-O,
Lead-G/不在),ドラマー以外、20年以上振りに
楽器に触ることとなる
・2019年10月、ニューアルバムに向け新曲制作開始
・2019年12月~2020年1月、レコーディング
(Ba/Nishikawaはサッカー負傷による後遺症
でRec直前に参加断念)
・2020年2月、ミックスマスタリング&CD
プレス等開始
・2020年3月15日大阪心斎橋HokageにてHyper 
Blast Fest Vol1で復活Live、並びに当日レコ発
を行う(尚DrのDeath-OはRec参加希望ながら
liveは不参加の形態にてレコ発時にはサポート
ドラマーとしてKeisukeを迎える。不在だったリード
ギタリストについてはHOJOが3月15日正式加入。
更には今後のライブサポートベーシストとして
Shovotaを迎える
・レコーディングゲストとして Sharpen Your Senses,
Hone Your Values&Remove Your False SkinにAkira、
 Your Side Of The UnknownにTadamitsuの両氏が
Gパート参加,BaパートにYosuke氏参加
・Rec機材についてはYuichi Sato氏のサポートを受ける、 
・ミックス&マスタリングはKenta Morimoto氏を迎える
・アルバムタイトルについて
→全てを再構築すること、バンドとしての遺伝子操作、
再録曲についての再構成、これらを含めアルバムタイトル
を「再プログラム化・初期化」=「Reprogramming」とした。
・歌詞内容からアートワークアーティスト(heriansyah氏)
へコンセプトを伝え、本アルバムのアートワーク完成