ライブ時における音のクリアさの重要性
以下、先日の台湾公演でのSubconscious Terrorのライブ音質についての言及を頂きました
要点のみを挙げると「出演バンドの中で最も音がクリア」
これは以前、本Blogで述べた通りですが「各楽器の音域を被せない」を徹底しているに尽きます
特にギターはカリカリなくらいに歪ませないというか、とにかくベース音やドラム音に被らない音作りの研究
これまでも書いてきていますがヤマハのクリーンアンプにディストーションペダルの歪みを少しです
せっかく頑張って楽曲創作をしても例えばギターの低音域がきつ過ぎたり、歪ませ過ぎたりすると、
もはや音階の輪郭が無くなり全体で何をやってるのか分からない現象になります
できるだけCD音源を再現したいです
確かに音がクリア過ぎるが故に演奏ミスをすると思いっきり目立つ(タッチ音まで聞こえる)のですが、それもライブ修行の場ですし誤魔化せないことは後にどんどん反省と改善をしていけます、つまりバンドとしてもレベルアップが期待できますのでモチベーションアップにも繋がります
バンドアンサンブルが進化していく1つのヒントになるかもしれませんね
海外での商業公演に関するビザや準備
現況入国が難しい国での商業公演を来年(2025年)に予定しており着々と準備を進めています。
1000人規模の大型公演x複数回を予定していますが、やはりすべての行程をクリアするのには十分な準備期間が必要になります、つまり出演日にたどり着くまでの過程で諸々の手続きがあります
海外での商業公演の際は、「アー写」や「(※)メディア掲載記事」、「歌詞提出」、もちろん「パスポート」(パスポート有効期限ももちろん国により条件があるので半年以上残っていることは最低限の前提)もそうですしそれらを含めて代理人を通じ相手国の政府側へ申請し出演許可を得る工程があります
エリアによっては会場使用許可が下りずに公演会場(都市)を変更するケースもよく聞きます
特に歌詞検閲に厳しい国もあり殺人的な歌詞や差別的な歌詞や政治批判などの歌詞は審査落ち(商業公演ビザの申請が通らず)もあるので気を付ける必要があります。幸い我々はそういう歌詞ではないのでクリアしましたが不安であればエージェントに相談すると良いでしょう
先述の「(※)メディア掲載記事」提出とはなんぞやですが
バンドオフィシャルHP上にはわざわざ「メディア」というリンク先があり普段からコツコツと「メディアに掲載されたこと」を載せています
Media – 【OFFICIAL】SUBCONSCIOUS TERROR
いわゆる企業勤務の海外出張ではなく、パフォーマンスで行く短期就労ビザなので「あなたが本当にプロミュージシャンである」ことの証明書類となります。これも商業公演ビザを申請する際にすぐに提出できるように予め備えておき必要な際にHPからサクッとプリントすればOKにしておけば慌てずに済みます
どうしても我々の様な規模の小さいバンドの場合は、こういった手続き等の過程を自分たちでこなして行く必要性があるので何でもDIYが基本になりますが実経験をすることで沢山の事が学べます
海外で商業公演をしたいバンドマンはメディア記事をまとめておくと良いかもしれませんね
熱烈歓迎に学ぶ
先日、初の台湾でのライブでした。
台北空港を出た瞬間、我々の周りに人だかり。そのまま沢山の方々と写真を撮り色紙も持参されサインをする状況でまるで芸能人だと勘違いするほどでした。メンバーもただただビックリしていましたがこの熱烈歓迎ぶりに非常に驚かされました。ライブも曲間MCも熱烈歓迎です。
この時に思ったことは来日ツアーで来られたバンドに対してもっと歓迎の意を身体で大げさにでも表現することは重要だと思いました。せっかく遠方来日下さっていますし「また来日して欲しい」という気持ちを身体で表現できる1つ
国内音楽雑誌のインタビューでよく見る記事が来日バンドの日本のファンへの感想が「日本のファンは礼儀正しくて素晴らしく音楽をよく聴いてくださっている」の内容。
もしかしたらですが、言葉を選んでそういう表現(日本人は静か)になっている可能性も考えられます
もちろん国ごとの文化や習慣もありますのでそれぞれの迎え方があっていいと思います
我々が来日アーティストOA出演時は楽屋で共演挨拶等させて頂く際、地元の和菓子などをお土産にお渡ししていますが出迎える際は今後は身体全体でもっと熱烈歓迎していきたいと思います
そんな台湾での熱烈歓迎ぶりから学んだことでした
GENERAL RIDER(=technical rider+hospitality rider)
ライブ出演の際、我々の様な規模の小さいバンドの場合だと事前にステージ図、つまり①立ち位置、②持ち込み機材、③SEの有無、④曲順リスト等を書いたいわゆる「ステージプロット」(Stage-plot)を事前に1枚提出する範囲で終わることが多いですが世界を回るようなヘッドライナー規模のバンドの場合は「General Rider」があります
「General Rider」とは、アーティストやバンドがコンサートやイベントでの出演に際して要求する特定の条件や要件をまとめた文書のこと
「rider」は契約書に付随する補足条件や条項を意味し、通常は「技術的な要件」(Technical rider)と「ホスピタリティの要件」(Hospitality rider)に分かれます。
つまり「General Rider」=「Technical rider」+「Hospitality rider」と覚えてよいでしょう
※Technical Rider・・・ステージの設定、照明、音響機器、電源の配置など、パフォーマンスを行うために必要な技術的な要件etc
※Hospitality Rider・・・楽屋の設備、食事、飲み物、リラックスできるスペースなど、アーティストが快適に過ごすために必要な要件etc
主催者や会場側はアーティストのニーズを満たすためにこの各riderを参考に準備を行って行きます
「ジェネラルライダーの例」についてネット上で公開されているものがありましたのでリンクを↓
Inge van Calkar rider august 2024.pages
特にテクニカルライダーについてはバンドの規模を問わず参考になる内容が多いですし、イベントが円滑に開催進行される為にも我々出演者側としても理解を深めておき、会場、主催、演者が相互協力を図れる様にこちらの内容を熟読してみるのも良いかもしれませんね
参考までに
ライブ現場での対応能力と普段からの積み重ねは比例
これまでにも述べてきましたがライブ機材は「とにかく頑丈でシンプル」を重要視しています。
万一、ライブ中に壊れるような事があると中断も起き得ますし、機材接続が複雑だとトラブル時にそれだけ解決も複雑に
先日の台湾公演(2024年8月30日台北)においても機材トラブルは一切なかったです
飛行機等の移動も含めとにかく頑丈でシンプルが功を奏しています。
一つだけあったのが会場のステージモニター(内音)が壊れたことでした。こういった場合はもちろん会場側の設備ですので我々で防ぎようはありませんね
リハーサル時に発生したのが幸いでした。舞台上のスピーカ故障=ボーカルはどれだけ叫ぼうがマイクからの音がスピーカーから鳴らないので舞台上ではドラム音と爆音アンプで何も聞こえない訳です
ボーカルは自分の声がどれだけ歪んでるかも意識の中で確認しながらやっているので何も聞こえないとなると不安がよぎりがちです。良いパフォーマンスを出すためにも声の確認はしたいです
その後、スタッフさんによる懸命なチェックにより「舞台内のステージモニター8つ」の内、1つだけ壊れていない(音が鳴る)スピーカーがあることに気づきそれを今回はボーカル足元に置いて乗り切りました。安心感が全く違いますね
表現の仕方が難しいですが「故意にとは言わないまでも、普段からどこまでも劣悪環境な想定をしておき、それでいてどのバンドよりも素晴らしいパフォーマンスを出す事が出来るかも突き詰める」は常に意識を高めていきたいですね
台湾公演会場の杰克音樂は非常に素晴らしい音でした。「音が良かった」という表現は普段からの音作りの賜物でもありますが会場の設備や会場の構造とのマッチングも含めてバンド側がその日のベストを尽くせるかどうかですね
我々はようやくライブでの音作りが固まってきた(手法確立が出来てきた)のでオールラウンド的にどこでもイメージ通りに出せる確率が上がってきました
ライブの音作りはライブ活動をやり続ける限り永遠に研究しつづけることにはなるのですが、確立できてくればくる程、比例してメンタル的にも強靭(不安想定要素がが益々無くなるので演奏に集中できる)になってきます
国内のリスペクトバンド2
国内のリスペクトバンドその2は長年に渡り世界を股に活動し続けている国内デスメタルバンド代表のDefiledです
Defiledのバンマス氏とはかれこれ30年以上のお付き合いがあります
前回のKRUELTYと同じくバンマス能力値が異常に高いです
どこまで彼の背中を追ってもその背中すら見ることが出来ないくらいの存在
キーワードは「頭脳とメンタル」という印象です
我々の様な超アンダーグラウンドシーンでここまで長年アクティヴであることは不可能に近い希少種であるにも関わらず近年もバリバリとワールドツアーをされていますし地球上のデスメタルバンドは「日本のデスメタルバンド代表格=Defiled」と認知していると思います
創作のみならず全方向において長けている稀なバンドでリスペクトしかありません
我々もバンド活動をしている身なのでこのシーンでバンド活動を長く続ける難しさは重々承知しているつもりです
殆どのバンドは休止したり、いつの間にかフェードアウトしたりで続かなくなるケースが多い中、長年ずっとActiveであることが日本のデスメタルシーンのボスであることを証明しています
さらなる活躍を願うリスペクトバンドの1つですね
レーベル側とバンド側の温度差
バンドをやっていて「レーベルから音源リリースしたい!」
だけどどこからも反応が無いというパターン
もちろん第一には「良質な楽曲を作れているか」どうかが筆頭であり何よりも重要です。
ただ、それ以前の問題ということも多々あるようですので気になったことを述べてみます
貴バンドが「既に集客力のある国内外で有名なバンド」でもない限り、オールインワンでレーベルにプロモキットを送る必要があります
例えばデモ音源を送ってもほぼダメでしょう
完璧にミックスマスタリングを終えオリジナルのアートワークや歌詞カードも揃え、もちろんEPKも完璧に出来ていてようやくと言うのが必要最低条件
つまり、レーベル側としては「工場でプレスするだけで即リリースできる」位のものを送る必要があります
そりゃそうなんですよね
バンド側が「良い曲を創ったからこのデモを聞いてください、気に入ったらリリースしてください」と言ってもレーベル側は「では音源が出来たら聞いてみましょうか?」位にしかなりませんし、そのパターンだと最悪は直行でゴミ箱行きもありえると思います
厳しいニュアンスになりますが(我々も含む)「どこぞの馬の骨」が送ってきた音源を規模の大きいレコード会社が聴いて下さるまでたどり着くのは道のりが遠いと思った方が良いでしょう
中堅以上のレーベルともなると日々「俺たちの音源をリリースしてくれ!」内容の大量の音源メールが送られてきています
自分自身がレーベルの社長側に立ってみると分かるかもしれません
日々送られてくる音源だとうんざりするまであるかもしれませんし、会社経営ですから年度予算だってあります
ましてやミックスマスタリングすら終わってないラフデモ等はまず難しいでしょう
もしも私が中堅以上のレーベルの社長ならば「これは何?で?どうしたいの?」かもしれません
ですので全てを完璧に終わらせた内容物をプロモキットとして準備できた上でようやくレーベル交渉の土俵に立てると見た方が良いと思います
国内には素晴らしいバンドが沢山あるにもかかわらず、この辺りに関してはレーベル(特に海外)との勿体ない接触の仕方をしているような気がすることも
特に我々日本人の場合は英語のハードルがありますし、たとえ内容物を完璧にしても、それでも不合格になるケースも多いと思われます
とはいえ、もちろんレーベル側もブランドイメージの保持があるのでプロモキットを送ったときの反応として「現在、リリーススケジュールが立て込んでいるので今回は申し訳ないですがまたチャレンジして下さい」(契約不成立)という回答パターンで柔らかくお断りされるケースもあるかと思います
色々と綴ってきましたが、やり方については各バンドの方針等があると思いますし上記はあくまでアングラ系バンドマン向けのレーベル交渉術として参考に留めておきます。
きっと別のやり方も多々あるかとは思います
バンマスの能力値の重要性
特に現代のバンマスに求められる能力値は非常に高いレベルだと思います
一言でいうと「なんでもこなせる」
いつでも活動に費やせる時間の確保と経済能力を備えているのが前提で創作センスと楽器スキルと外国語での交渉スキルと周りを見渡す能力等々
この辺りの能力はバンマスをやるならば前提として持っていて当然な範囲かもしれません
そこからようやく個性を出していけるのが現代におけるバンマスに課せられた使命というと厳しいように聞こえますがそもそも音楽が好き過ぎてやっている訳ですから上記を実行に移すのに努力とか苦労という感情ワードを感じないと思います
つまり好き過ぎてやっていることは環境作りも含めてやれて当たり前という感覚
そこに苦痛は無いと思いますし、むしろそういった流れを作る自分を楽しみながらやっているとも言えるでしょう
生涯を音楽から学んでいます
国内のリスペクトバンド1
我々は地の底の底を行くようなマニア向けアンダーグラウンドシーンでデスメタルという音楽ジャンルで活動しています
サブコンシャステラーは1994年の結成ですから長い休止期間はあれどもかれこれ30年になります
これまでの30年の国内デスメタルシーンを鑑みていて、これまでとが全く違う活動パターンをしているバンドが存在します
そんな現代における国内エクストリームメタルシーンで我々が最も注目しているのがKrueltyです
彼らのインタビュー記事↓
Interview | KRUELTY | “俺らはこうだ”って表明したい | AVE | CORNER PRINTING (ave-cornerprinting.com)
つい数十年前、国内のアングラバンドの殆どがやり切れなかったことを全て行動に移し縦横無尽に世界的に活動しているKRUELTY
kruelty主宰のZuma氏と話しをする機会が幾度かあったのですが、その第一印象が「見ている視界が違う」です
あの若さであれだけの「実行力」と「スピード感」と「俯瞰力」はセンス以外の何物でもないでしょう
確かに当バンドも思い立った瞬間に即行動を基本としていますが、彼の場合は回転が速く本当に実行し結果まで出してしまうところまでをかなりの確度で想定(ものすごく考えているはず)出来ている印象があります。そういった観点からも彼らの行動から我々も吸収し学んでいます
といいますか、そもそもやっている音楽がカッコいい上にバンマス能力値が異常値レベルで高いというのは国内エクストリームメタルバンドにおけるかなりの希少種だと思います
このまま突っ走って欲しいですし縦横無尽に地球上を攻めながらワールドクラスエクストリームメタルバンドとして日本が誇るもっとも有名なアングラバンドの1つであることは間違いないと思います
もちろん我々も国内アンダーグラウンドシーンに少しでも寄与できるように益々邁進して行きたいですし亀足ではありますが少しづつでも海外シーンへも視野に出ていく準備もしながら背中を追っていきたいですね
特に若手バンドさんに向けてですが将来、活動視界を更に拡げて行きたいのならばkrueltyに相談をしてみると良いのではと思います。彼らのスピード感と行動力と視点はきっとご自身のバンドマンとしての考え方に化学反応が起きる可能性があると思います
無理をしない選択肢
タイトルは考え方次第なのですが活動において全方向で猪突猛進し過ぎて突然息切れを起こすバンドが多いような気がしています
原因はほぼ経済負担の行き詰まりか、思うようにバンドの駒が進んで行かない事による心理的なギブアップ
我々の様なマイナー(アンダーグラウンド)音楽&小規模なジャンルは市場規模も小さい訳ですから、逆にむしろ更に年々激しく元気に活動を行うバンドについてはただただ頭が下がりますしリスペクトしかないです
これは招聘会社も同じでしょう
例えば大きな会場を借りて集客を目論んだのに結果はスカスカで大赤字だと招聘会社でも大手以外は資金力が乏しいとそれ一発で飛んでしまうようなこともあります
これを読み切るのは本当に難しいですよね
海外でも同様
アジアを仕切るエージェント、ヨーロッパを仕切るエージェント、アメリカを仕切るエージェント
それぞれのエリアにエージェントのボスが居ます
個人招聘でもない限り、基本的にはそのエリアボスが各国の地元のエージェントにツアー日程の割り振りをしていきます
つまり地元ローカルエージェントの負担で会場費やバンドギャラや渡航費などの支払契約で招聘
地元ローカルエージェントのギャラ保証契約の成立により公演が開催される訳ですからバンド側とエージェントボス側はまだしも(=赤字は無い)ローカルエージェント側にはリスクが伴います
例えば世界的に有名なAというバンドがアジアツアーをするとなった場合
先ずはアジアエリアのエージェントボスに話が来てその後はそのアジアエージェントボスが日本だったりフィリピンだったりタイだったりインドネシアだったりの地元ローカルエージェントに日程を割り振りして行くという具合
有名バンドともなると「掛かる経費+演奏毎のギャラ」が発生します
バンド側もエリアボス側もそれが不成立(赤字)ならそもそも来ないですからね
つまりエージェントボスとバンドは利益が確定された状態で各国のエージェントに割り振りなので地元ローカルエージェントはギャラ保証しつつ招聘するというリスクが伴ってきます
万が一、箱選び(収容数)をミスって需要と供給が不成立なら赤字になりますし、盛況なら黒字ですのである意味でギャンブル性の高いビジネスに
我々は光栄にも来日バンドのOAを務めさせて頂く機会がありますがそういった背景を想定すると我々を使って下さったローカルエージェントに対し、万が一その公演(興行)の結果が赤字になってしまったらを想像すると嫌ですよね
もちろん主役は来日バンドとは言え、そんなことがあったら我々も心理的に辛くなるのでOAの立場とは言え必死でプロモします
それは出演の機会を与えられたバンドとして当然だと思います
どんなに世界的に有名なバンドであっても我々の様なマイナージャンルにおいては個人レベルの地元エージェントが箱を抑えて開催することもあります、むしろ多いかもしれません
なので資金力のない個人レベルのエージェントは心臓が苦しくなる程に一か八かの投資ギャンブルをしながら招聘するケースもあるので出演させて頂く限りはとにかく成功を願いながら出来る限りのプロモを行います
ただ、地元ローカルエージェント側の観点からするとエリアボスから指名(あなたに世界的に有名なAバンドのブッキングを〇〇〇万円のギャラでやってほしい、それをあなたの国で一任して開催を任せる)されたら今後の事も考えてやりたくなりますよね
結果として成功するに越したことは無いですが万が一、興行が散々だったところは最悪潰れることもありますし、その後弱体化していき淘汰される可能性も…
ですのでOAポジションであっても常に気が気では無いです
諸々の事情を踏まえてタイトルに戻りますが「無理をしない選択」ということも場合によってはありだと考えます
これはバンド活動も同様
デスメタルバンドでこういう考え方をする人は殆どいないかもしれませんが「売れたいとか有名になりたい」とかそういう部分が強いバンドは上記の様に息切れしてしまう可能性があると思います
我々は逆の考えかもしれませんが「創作を楽しみに年に3,4回ペースのライブ活動をしつつ、数年に一度の新譜リリース」という超マイペース型
でも、それは我々にとって長年続けていくのにちょうど良いペースであると自覚しているからです
無理をしたりペースを乱したりして万が一の異変を起こしてしまうよりも末永く活動して行きたい想いを選択しています
結局「焦らず、でも一歩一歩着実に進歩して行こうを目指す」なんだと思っています
楽器スキルも同じですよね、やはり日頃のコツコツやっていく基礎トレーニングが着実に実ってきます
次作
次作は既にプリプロダクションを作り終えています
あとはスケジュールを合わせてレコーディングやミックスマスタリングやアートワーク等の立案をしていく流れ
リリースまでの大まかな日程調整をしながら実際のリリース日まで細かい調整をしていきます
とは言え「言うは易し行うは難し」
いつもながら新作はリリース当日まであらゆる方面への調整を同時進行していくこととなります
例えばレコーディング日が決まったならばミックスマスタリングの目途が立つころまでにはアートワークも終わらせたいです
そうすることで多方面を待たずにリリースまで時間効率良く進行できます
とはいえ想定外なことがあった場合
例えば何か1つの予定が狂うと全体の見直しが入ったりもします
初っ端のレコーディングでつまづく(延長ややり直し)とエンジニアさんとの日程再調整もそうですし、CDやシャツなどのマーチに関しても工場プレス納期等の段取り見直しや、リリースライブにも間に合わなくなる等もあります
このように何か1つを動かすのにはあらゆる角度からのスケジュール立案と流動性を含んだ臨機応変な判断能力が必要
これを苦痛ではなく「面白い、やってやろうじゃないか」と思える人はバンマスのセンスが有るとも言えるかもしれません
ちなみに我々サブコンはひたすら壁にぶち当たりながら課題を1つづ解決して進んで行くのが大好物です/笑
3rd Album “Chaotic Diffusion”歌詞日本語対訳
1.Cybernetics(人工頭脳生物)lyrics & music by Hammer
やがて時は来る。あらゆる動物遺伝子は100%解析され、やがて人間のコピーをも作り出す。100 年後ミイラ化された俺達はまた再生され生き返りその世界でまた意思を持ち続ける。そして更には機密下により研究部隊がキメラ分子成体の作成を成功させる。ヤギの身体を持った人間だって現れるさ。火を吹くライオンもな。そして最終的には人工頭脳がインプットされた動物の出現。その人工頭脳にコントロールされた動物たち。つまりはCybernetics。昆虫が見ている世界の把握。動物が見ている世界の把握。魚が見ている世界の把握。人間が見ている世界の把握。今は皆視界が違うし情報処理の仕方も違うがやがては俺達も昆虫がどのように世界を見ているのか分かるようになるだろう。その後に待つ宿命は人工頭脳を打ち込まれた動物達。離散的に判断する人間。そのCybernetics は概念を把握し始める。記号処理系RNN と認知運動系RNN の相互作用。人はいずれ死ねなくなる。死ねることが最大の幸福である時代がいずれ来るだろう。あらゆる病気は解決され、老いた臓器は新品へ交換されていく。だが、その時代が来た時が正に人類と地球上のあらゆるものが破滅へを迎える時でもある。楽しもうぜCybernetics 時代
The time will come.Every animal’s genes will be analyzed 100% and eventually a copy of us will be created.100 years later, we will be mummified, but we will be reborn, reanimated,and will have a mind of our own again in that world.And furthermore, under secrecy, a research unit succeeds in creating chimeric humans.There will even be humans in goats’ bodies.Or a fire-breathing lion.And finally, animals with artificial brains.Animals controlled by artificial brains.In other words, Cybernetics.Understanding the world as an insect sees itUnderstanding the world as animals see it(Understanding the world as a fish sees it)(Understanding the world as a human sees it)Now, we all see differently, and we process information differently.But eventually we will be able to understand how insects see the worldThe fate that awaits us after that will be animals with artificial brainsHumans making discrete decisionsThat Cybernetics will begin to grasp the conceptInteraction between symbolic processing RNNs and cognitive-motor RNNsPeople will eventually not be able to dieA time will come when being able to die is the greatest source of happinessEvery disease will be curable and old organs will be replaced with new ones.But when that time comes, that is exactly when mankind and everything on earth will meet its doom,Let’s enjoy the age of Cybernetics!
2.Nostalgic(郷愁) lyrics & music by Hammer
思い出す当時の記憶。懐かしい音楽は好きか?現代のAI は音階ヒットメーカー。録音した波形すら自由自在に切り貼りできて、ピッチもバッチリ修正可能。打ち込み音楽の全盛。それが悪いとは思わない、むしろ好きな音楽もある。ただ人間の脳内に焼き付く音は形骸化していき人間の耳がリズムマシン化する聴覚を発達させることでパーソナリティは失われていくだろう。組み合わせ符号による売れ線メロディー。俺たちはやりたい音階を貫ぬき、やりたい音楽を作り続けるだけさ。ストリーミング社会。幸か不幸か、俺たちの音楽は商業音楽とは剥離しているが、そもそも俺たちはアンダーグラウンドなブルータルミュージック好きだからね。何にも類似しない音楽を作り続けること。好きな様にやること。貫くこと。それが正真正銘、人間が創り出す自由音楽。触れた際に擦れる楽器の音やタッチ感はゾクゾクするね。老いても老いてもそこは変わらない。子供の様に俺たちのやりたいようにやるのさ。激烈にな
Recalling memories of those days.Do you like nostalgic music?Modern AI is a hit maker.Even recorded waveforms can be cut and pasted at will,and pitch can be perfectly adjusted.The heyday of digital music.I don’t think there’s anything wrong with that, in fact, I like music.But the sound that is burned into the human brain is becoming a skeleton.As the human ear develops a sense of hearing that becomes a rhythm machine,personality will be lost.Selling line melodies with combination codes.We will just continue to make the music we want to make,through the musical scale we want to make.Streaming society,Fortunately or unfortunately, our music is detached from commercial music.We like underground brutal music to begin with,To keep making music that doesn’t resemble anything else,To do what we want ,to stick to it.That’s the true free music created by human beings,The sound of the instruments when you touch them is thrilling!Old age and old age don’t change that We do what we want, just like kids.Fiercely.
3.Endurance Battle(耐久戦_狂気の沙汰)lyrics & music by Hammer
時報は止まらない,見えない終末世界からの更なる脳死進行,見渡す限りの人類の分断を面白がってほくそ笑むモンスター達,終わりの見えない耐久戦により人は全ての事に疑心暗鬼となり思考破滅,そして皆は精神狂気の沙汰へ,お前は知ってるか?本当はその疑心暗鬼社会すら思惑のあるやつらに操作されているのさ,その先の扉を開けオーバーワールド突入に賭ける者達とそれを妨ごうとする者達との終わりなき戦い,世直し大名は犬死,ぬくぬくしたい奴らの下界支配保持と引きこもり達の無関係な断絶社会,陰社会でひっそり生きるか、前に出ていって集中砲火を浴びて壊滅させられるのか,さもなくば操り人形のように踊らされることを了承するか,耐えきれなくなった陰社会人間も、最後は奴らの目の前に誘き出され、コントロールされ,拷問されるだけなのさ,窮す猫を噛む,全てを失い、全てを俯瞰し、全ての後ろ盾が無くなった時,一瞬だけ人は無敵になれるが消滅を選択することになるだろう,時報が聴こえるか?終わりなき時報との闘い,何度も何度も時報が鳴る,本当にこの時報が止まった時お前は土に返る,そう、既にこの世にはいないんだ,狂気の沙汰,耐久戦,時報は止まらない,その究極の耐久戦を潜り抜けたとしても,更なる上層部隊に打ち抜かれ、その未来の先にAI ロボットが待ち構え、永遠に打ち抜かれるのさ,狂気の沙汰と終わりなき戦い
The time signal never stops,Further brain-dead progression from an invisible apocalypse,Monsters gloating over the division of humanity as far as the eyes can see,Endless endurance battles make people doubt everything and ruin their thinking,And everyone goes into a state of mental insanity,You know what?The truth is, even the skeptical society is being manipulated by those with an agenda.The endless battle between those who want to open the door,and enter the overworld and those who want to prevent them from doing so.The lords of the world will die a dog’s death.A society where those who want to stay warm and cozy retain control of the masses,and the shut-ins are disconnected from the rest of the world.They can live quietly in the shadows,or they can come forward and be decimated by the concentrated bombardment.Or else, they will agree to be made to dance like puppets.The people in the shadows who can’t take it anymore will be lured out in front of them,controlled and tortured in the end.a doomed mouse will bite a cat,When everything is lost, when everything is overhead, when all the backs are gone,For a moment one can be invincible, but then one will choose to disappear.Can you hear the time signal?The endless struggle against the time signal,Again and again the time signal goes off,When the time signal truly stops, you will return to the earth.Yes, you are already gone,The madness of it all,Endurance warfare,The time signal never stops,Even if you make it through that ultimate endurance battle,And even if you make it through that ultimate endurance battle,you’ll still get knocked out by the higher ups,and the AI robots will be waiting for you at the end of that future,and you’ll be knocked out forever.Madness and endless battles
4.Irreversible damage(不可逆的損傷)lyrics & music by Hammer
アポトーシス,凝固壊死,融解壊死,後戻りはできない,動物は産まれた瞬間から死へ向かって消失までを生きる,覆水盆に返らず,人間社会,崩れた関係性を修復など無駄な努力,さっさと次へコマを進めろ,お人良しは淘汰,気の合う仲間との集合体,世界を旅した結果,一人の人間は確かに小さな存在,長年、どこまでも視野を広く見た結果,視野は狭くて良いことが分かる,何かに制御されるな,制御されることこそ不可逆的損傷,若者の敏感な感性,年寄りの俯瞰,長年の経験を持った奴らが浅い経験をもった若者達の芽が出ないようにねじ伏せる狡さを,最大利用,既得権益の保護,若い芽は潰せばいい,そんな腐敗社会へ不可逆的損傷を与えよ,老いる肉体との闘い
Apoptosis,Coagulation necrosis,Melting necrosis,There is no going back.Animals live from the moment of birth to the moment of death,there is no turning back,Human society,It is futile to try to repair broken relationships,Move on to the next stage,Weed out the good-natured,A group of like-minded people,As a result of traveling the world,One person is indeed a small entity,After years of seeing everything and everywhere,I see that it is good to have a narrow view,Don’t let anything control you,Being controlled is irreversible damage,Sensitivity of the young,The bird’s eye view of the old,Maximum use of cunning by those with years of experience to screw over,the young people with shallow experience to keep them from budging,Protection of vested interests,Crush the young buds,Do irreversible damage to such a corrupt society,Fight against the aging body
5.Demolition(滅亡) lyrics & music by Hammer
死とは消滅,意識も肉体も消滅,無かったことになることが死,お前は毎日精一杯生きているか?自意識はあるか?潜在意識の中で,消えゆく記憶,不満は意味の無い事象,相互の無害関係は繕うことから形成される,不味い店で飯を食べないだろ?上手い店なら通うだろ?同じことさ,そんなネガティブなことを考えてる暇があったらお前自身が消滅するまでの間にやることがあるさ,そこに至る瞬間までを無駄にするな,全力で走れ,自由を求めれば求めるほどに抑制者も出現,面白くないのさ、お前のその楽しそうな表情を見るのが,嫉妬は戦争をも起こす,嫉妬が世界滅亡をも起こす,その前に行き切れ!
Death is annihilation,Consciousness and body disappear.Death is to become what never was.Are you living every day to the fullest?Do you have self-consciousness?In the subconscious,Fading memories,Dissatisfaction is a meaningless event,Mutual harmless relationships are formed by mending.You wouldn’t eat at a bad restaurant, would you?You would go to a good restaurant if it was good.It’s the same thing.If you have time to think about such negative things,you have things to do before you disappear.Don’t waste time until the moment you get there.Run as fast as you can.The more freedom you seek, the more inhibitors will appear.It’s not fun to see your happy face,Jealousy can start wars,Jealousy will bring about the end of the world,But get out of here before it happens!
6.Devastation(惨状そして荒廃)lyrics & music by Hammer
この世に安全な場所など無い,24 時間監視社会,権力者によって不都合はもみ消される,目立った奴はメディアに抹殺される,作り上げられたストーリーによって,防弾チョッキ並みの無敵な身体を作り上げろ,不死の精神を作り上げろ,頭を打ち抜かれてもすぐに再生される身体を作り上げろ,まるでゾンビの様に生き返るしぶとさ,打ちひしがれる奴は弱者,自死も弱者,巻き添えも弱者,ただ、助ける者などそこには居ない,死なばもろともなヤツが蔓延る,勝てば官軍,そこに正や不正は不要,全ては作りあげられたストーリー,それを操る側がこの世の惨状と荒廃を楽しんでるのさ,皮肉にもそれが人類の寿命と篩にかけられた生存確率
There is no safe place in this world,A society under 24-hour surveillance.Inconveniences are covered up by those in power.Anyone who stands up will be obliterated by the media.With a made up story.Build a body as invincible as a bulletproof vest.Create an immortal spirit.A body that regenerates itself as soon as it is decapitated.Stubbornness to come back to life like a zombie,A man who is beaten down is weak.Suicide is weak.Collateral damage is weak.But there is no one there to help,The dead are the ones who die and the dead are the ones who pervade,When you win, you win,There is no righteousness or injustice,It’s all a made-up story,And those who control it enjoy the misery and devastation of this world.Ironically, that’s the human lifespan and the probability of survival through the sieve.
7.Phantom(幻影みせかけ)lyrics & music by Hammer
全てはみせかけ,ブランドイメージ,そう、イメージは良くも悪くも人を洗脳する,どんなに良質な商品を作っても見たくれが悪けりゃ誰も買わない,どんなに素晴らしい絵も倉庫に眠っていれば誰も気づかない,独特な創造をする者は商売が下手,だが、今度は商売が上手くなると創造が汚れる矛盾,かといって、その中間を宿ると中途半端,経営コンサルタントの無残なノーアイデア,生え抜きたちの逆襲,自力で培った強力なメソッド,知ったか野郎は切り捨て御免,幻影,真実,みせかけ,現社会においての猛者イコール”みせかけ”の強さ,虚構の洪水地獄,痛快だろう?虚構と真実,我々はその判断を求められる,だまされたまま楽しい生活を送るが吉,その真実を知った時,果たして人類の痛快はあるのだろうか?
Everything is a sham,Brand image,Yes, image brainwashes people, for better or worse.No matter how good the product is, no one will buy it if it looks bad.No matter how great a painting is, if it sits in a warehouse, no one will notice it.Those who produce unique creations are not good at business.But now, when business is good, creation becomes tainted.But if you stay in the middle of the two, you are halfway there,Management Consultants’ Cruel No-Ideas,The counterattack of the best and brightest,Powerful methods developed on their own,Know-it-alls will be cut off and spared,Illusion,Truth,Pretense,The fiercest in today’s society is the strength of pretense,Fiction floods hell,Isn’t it painful?Fiction and truth,We are called upon to judge,It’s good to be fooled and live the good life,When we know the truth,Will there really be a human pain?
8.The Shiftier,The Better(狡猾なやつが偉い社会)
Every day,we exposed to,Looking with suspicious eyes,Urging us to social master,Instilling the art of self-protection,Leadings ourselves to self-protection,Disturbing spiritual growth,Surrounded by unworthful scum,Knowledge-the only important help,Branded,and managed in turn,A tall tree catches much wind,We are taught to follow the majority,Needless to think!Tied down by the strict rules,A tall tree catches much wind,We must put the right man in the right place,Wide of the mark!The Shiftier,The Better,The vast meaningless knowledge’s crammed(Crammed),Practice takes it out oh us(Us),The social system leaves a void(Void),Be careful! Maddness will be burst,Extream strain causes,Torment and suicide,The pressure called education’s,Trying to crush us!The Shiftier,The Better
スクールに通う
担当楽器のスクールに通って習うのはかなり意味があると思います
当方はハタチ頃の大学生時に通っていました
その学生時代、自宅から徒歩で行ける音楽スクールの先生に師事。
メタル系でなくジャズやフュージョン系の先生でしたが、それまでが完全独学でしたし音楽理論を始めそもそも他人(先生)のプレイを間近で拝見することができた希少な経験になります
その後ですが、サブコンシャステラーを四半世紀ぶり(2019秋)に再活動する際にまず始めたのが「ギターの先生探し」と「DTMなる機器の習得」でした
すぐに地元で2名のギター講師さんを見つけ、2000年代以降の現代ギタープレイがどのような状況なのかを目の前で確認したくて習いに行きました、テク面もありますが何しろ四半世紀も楽器を触っていなかったので現代技術を含めて浦島太郎過ぎていましたし、果たして今の音楽技術についていけるのかという不安もあったからです
楽器技術に関してはまだまだ全くおこがましいレベルではありますが生涯を通じて突き詰めていきたいですね
ということで「スクールに通う」は様々な刺激や知識を得ることが出来、相当意味があるというお話でした
(余談)スクールに通う時に重視している事ですが、例えばギターならば一般的なスケールの速弾きでもよいので(メタル系ならディミニッシュスケールでも良いし7thスケールの様なジャズ系でも何でも)間近で先生が弾くところを拝見させて頂くだけで吸収できることが沢山あります。フォーム、指圧感、音の鳴り方、両手の動かし方、音作りのセッティングまで全てを凝視して自分に無いものを感じ取りつつ、それらを吸収して行くことで音楽の幅も更に広がると思います。なのでデスメタルを習いに行くというのは無いのですが知見を拡げられますね
活動規模を拡げるとは
我々の様にそもそもの知名度や規模が小さいバンドの状況下で「活動規模を拡げる」というのは本当に難しいです
例えばメタル系音楽であれば大手Century Media(ソニー系レーベル)と契約して音源をリリースしたならば地元ローカルで100回ライブするよりも一瞬で地球上で名が知られて行きますよね、厳しい現実ではありますが例えそのバンドのライブを見たことが無くとも、例えその音源を聴いたことが無くともメディア上にどんどん名前が流布されて行きます
我々の様な規模のバンドにとっては厳しい現実を突きつけられますが、もし仮に地球上で一番すごい音楽を創ったとしても知られなければ人知れず埋もれていきます
この部分はマイナー系音楽のバンドマンが葛藤しやすいケースの1つではないでしょうか?
結局は「知られなければ始まらない」→「知られないから音源販売なども売れないので活動資金が枯渇していく」→「徐々にバンド自体が活動をフェードアウトしていく」のループ
これを逆手に取るならばバンドをブランディングできればできるほど更にライブや創作活動がやり続けられるという皮肉めいた表現にはなりますがこれらをどこまで求めていくかなのかもしれません
そういう意味では出世レースと一緒で成長過程として「力を持ったレコード会社」、「力を持ったメディア」、「力を持ったエージェント」、「力を持ったプロモーション会社」等と繋がりその方達のサポート受けながら創作音楽を皆さんに知っていただくという活動
実際に招聘会社のコンサートに行けばその招聘会社の関係者もいらっしゃるわけですからそこで直接の面談約束を取るくらいの熱意は必要でしょう
とはいえ、もちろん最終的にはリスナーの皆さんに音源の判断を頂くことにはなりますが「まずはそもそも音を届けることが出来るのか」という事も活動規模を拡げたい意思があるならば必要になってくると思います
例えばですがこれからゼロ状態からバンドを始めると仮定するならばで話をしてみましょう
先ずはセルフででも音源をリリースし、それらをを持参して「1年目」は国内東名阪等の主要都市、「2年目」に少し足を延ばしてアジアであれば人口の多い中国やインドネシアなどの主要都市、更には「3年目」に遠方としてアメリカやヨーロッパなどの主要都市ツアーを「敢行」しながら力を蓄え、その後徐々に地方都市まで広げていく様なイメージ
かなり大雑把で極端な内容例を挙げた道のりではありますがそういうマクロ視点で考えることも良いかもしれませんね
ただし前提として、それらは自己資金も必要。特にゼロ状態のバンドからスタートするならばなおさら
ですのでこれまでBlog1から伝え続けていますがバンドマンはセンスや技巧だけでなく「普段の生活環境作り」、つまり動けるかどうかが最も重要な1つ(+気力体力)と言えるかもしれませんね
その他として挙げられるのはやはり「コラボ」です
例えば来日公演があったときにオープニングアクトとして呼ばれるケース
これもゼロ状態からバンドをスタートするのであれば「そもそも知られていないので呼ばれない」という元も子もない様な話なのでなかなか難しいところもありますがエージェント(招聘会社)に熱意をもってコンタクトしてみても良いかもしれませんよね
レコード会社だったりイベント会社だったりメディア会社だったりとのコンタクトは普段の日常生活の中でできる活動ですからどなたでもやれることだと思いますし、自主性をもって活動することは活動規模を拡げたいバンドならば必須項目かもしれません
個人的な話になります。人生上で就職活動というのは殆どしたことが無いのでもしかしたら違うのかもしれませんが、それを例に挙げるとすると「就職活動の際に何十社も会社セミナーや面接を受けて就職活動をする」というようなニュースを見ていてこれらと類似している部分はあるかもしれません
つまり「縁があればあるし、縁が無ければ無い」という具合で一喜一憂せずコツコツ淡々とそして諦めずに少しづつステップを踏んでいくような
とはいえ我々はそのあたり(自主性をもって活動する力)がまだまだ弱いので自己指摘する意味も含めて述べていますが、結論としては活動規模を拡げたいならば、いずれはブランディングも必要不可欠な壁に当たる可能性があるという内容でした
便利グッズ
弦楽器のハードケースの持ち運びについての便利グッズの紹介です
ハードケースの場合、取っ手を持ち手に運ぶのでどうしても手が塞がり気味になります
それを解消してくれるのがこちらです↓
これを取り付けることでハードケースを背負うことが出来るようになります↓
ROKKOMANのCP-4という型番で4000円弱
ROKKOMANN ( ロッコーマン ) CP-4 送料無料 | サウンドハウス (soundhouse.co.jp)
変形ギターのハードケースに取り付けられるという優れものです
運搬が楽になる便利グッズの1つですね
レコーディング準備が佳境
我々のレコーディング手法や機材等に関してはこれまでに沢山書いてきましたので省略いたしますがレコーディングもやはり様々な事前準備や手配があります
これをしっかりやっているかどうかでその後の行動や効率も含めかなり変わってきます
ミクロとマクロで全体スケジュールを「立て続ける」こと。途中で軌道修正があってもです
レコーディングしてリリースをするということは、のちにレーベルリリースなのかセルフリリースなのかであったり、新規でレーベルを探すのであればEPKやアー写の準備もそうですし、プロモMVの事前準備もありますし、ミックスマスタリングエンジニアとの日程調整もありますし、更にはアートワークを納期も想定手配する必要がありますし、リリース後にはリリースツアーをするならばその準備も
「レコーディング」と一口に言っても、結果的には全方向への準備を同時に進める必要があります
それをやりながら同時に既に決まっているライブ準備もあります。まして海外公演なら更に多くの準備も必要になります
ですので、アクティブなバンドであれば創作やライブだけでなく「一年中、何かを準備手配」をしているような感じになります
そしてめでたくもレコーディングからリリースまでの目途が立ったならば、今度はその瞬間から次の創作アイデアを温めストックして行くという流れです
なので我々の様な小規模なバンドですら年中が音楽漬けになります
これらを「生きがい」として感じられる人はバンマスに向いているかもしれませんね
音楽活動もやはり気力体力
ライブ活動を行うには気力体力がかなり必要になってきます
先日DEFEATED SANITY大阪公演に出演させて頂きました
彼らはワールドツアー中
毎日のように国を跨ぐ移動しては公演ツアーを行っています
「ワールドツアー」についてよくよく考えてみると
先ずは「家から空港に行き、飛行機に乗ってはイミグレーショーンを通過し、そこから車や列車で現地まで行き、日中には会場でのリハーサルを行い、そして夜に本番、その後すぐにホテルに戻って就寝できたとしても次の日の朝から移動」
これを繰り返しながらツアー活動を行って行く訳です
これがメジャー音楽シーンであれば2日に1回休みとかありますが我々は極端なアンダーグラウンドシーン。経費面も含め日々を回り続けます
そんな「好き過ぎて、だからやってる」が99%な世界です
そしてツアーが終わると新作レコーディング等を行いまたツアーに出るという
そもそもの音楽ジャンル自体が超人スポーツ的なテクニックと激烈なテンポスピード。それに加え過酷ともいえるかもしれない過密日程のツアーを敢行遂行していくという
「好き過ぎる人たちが辿り着く道」、リスペクトしかないです
これまでの過去ログは「Blog」、今後はこちらの「Blog2」よりブログ更新
当ホームページの「Blog」について。これまで通り見ることは出来るのですが開くことが出来なくなり編集ができないため、新たに「Blog2」を作りました。こちらから更新していきます